KIN 17 赤い自己存在の地球 水晶の月(11)

今日、満月

満月〔望〕(22:10)・大潮 今年最小の満月
宵、月の南東に土星が見える (コズミック・ダイアリーより)

満月の日、大地が21センチ浮き上がる
月は、太陽の光を反射して、光って見えているので、
満月というのは、月の反対側に太陽があり、
太陽の光を全面で反射しているから満月。
月、地球、太陽が、ほぼ一直線になっています。
イメージとして、左右の月と太陽に引っ張られて、
地球が、21センチ膨張する。
深夜12時頃、満月は天頂に来ますが、その時、太陽は真下。
つまり、月と太陽に引っ張られて、大地が21センチ浮き上がります。
科学的には、「地球潮汐力」と言います。

海が大潮になるのは、周知のことだと思います。
厳島神社の鳥居が、満月の日には、海の中にあったのが、
6時間後には歩いて行ける。
満潮と、干潮の差が、3メートルぐらいになるのでしょうか。
カナダのある湾では、15メートルになるところもあるそうです。
海は液体なので、環境によって変わります。
海の生命は、珊瑚やウミガメが満月の日に産卵したり、というだけでなく、
根本的に環境が変わります。
漁師やつりをする人は、魚の変化をよく知っているはずです。
島国の日本が太陰暦を使っていたのは、当然かもしれません。

大地が21センチ浮き上がる。
というのを考えると、
水分が70%の人間が、物理的に影響を受けないはずがない。
満月の日に、出産が多かったり、
出血多量になる確率が少し高かったり、
精神が高揚しやすいので、狼男と揶揄したり、
英語のlunatic が、・・・・(悪い意味、狂気の、になったのは中世の歴史が関係しています)
など、
海の生命ほどではないにしろ、人間の細胞、遺伝子は
確実に、そのリズムで育まれてきた訳です。
だから、満月の日に何かが起こる、というのは一面的な言い方ですが、
何かは起きている訳です。

だから、
「スーパームーン現象は、潮の満ち引きには関係はあるが、自然災害に関係しているという事実はないそうだ」
とNASAが、断定しているとしたら、そのまま受け取るのは一面的すぎる。
宇宙の周期から、ほとんどすべての自然現象は起こっているので、
大地が21センチ浮き上がれば、
何らかの影響を自然は受けているということです。
(占いも、NASAの発表も、災害にだけ結びつける(つまり人間に被害が起きるかどうか)という観点が強すぎていただけない。)
◆     
有機的な観点から、正確に、月の影響を考えれば、
大地が21センチ浮き上がる。
そのぐらいの刺激でも、プレートの状況によっては、
何かが引き起こされることもあるだろう。
出産率が高かったり、抜歯のときなどの出血が多いのも、推察できる。
でも、陸に生きている人類は、満月の日だけに出産するということはない。
有機的な環境の中で生きていることを感じ、
そのなかの月の影響も感じるというスタンスが、重要。
    ◆
「満月の日の、社会的犯罪の増加に関しては人間心理によるもの」
とNASAが伝えていたとしたら、これも、いただけない。
逆に、占いの言説のいいかげんな要素を肯定しているように感じる。
「悟り」というのは、因果がわかる、
ということなのだと思うのですが、
「満月の日に、犯罪が起こる」と占い的に言うのも、
「それは、月に関係ない」と言い切り、
そのことばを信じさせようとするのも、
表面的な結果に、重点を置きすぎて、
人を因果関係への洞察から遠ざけていると思うのです。

仏陀は、「自然が先生だ」と語った。
つまり、自然が教えてくれる。
何を? 因果を。
大地が21センチ浮き上がる。
物理的に人間の体に、血液や体液の循環にホルモンバランスに影響を与え、
そして精神に影響がないはずがない。
精神のバランスに欠けている人は、満月の日に、症状が出ることがあるのは、推察できる。
微妙な影響で、変化が起こる可能性がある状態であれば、症状が出る。
その精神の状態があって、月という自然の影響を受けて、
という洞察が重要です。

ロサンゼルスで、満月の日に犯罪発生率が高いのも、同じ事実だ。
人口が多く、ストレスの多い都市で、精神が高揚した時に、
ほんの数パーセントだが犯罪発生率が高まる。
でも、それは月のせいというより、
ロサンゼルスのせいなのではないだろうか?
モンゴルの草原で、アポリジニーの社会で、満月の日に犯罪が多いだろうか?
ストレスの多い都市生活者の一部の想定される精神の状態があって、
月という自然の影響を受けて、
という洞察が重要です。

だから、満月の日に、祭りを行い、愛を営むのに適しているのだろう。
十五夜というように、旧暦で15日は満月。
昔の日本人は、いつ満月か全員知っていた。
今日、何日か知っている訳ですから、
例えば、今日6日なら、あと9日で、15日、満月。
と、すぐわかります。
そして、
日本人は、月見酒を飲み、月見団子を作り、その月との交流を行なっていた。
神社によく行く人は、
月次祭(つきなみさい)という文字を見たことがあると思います。
1日、15日 と書いてあります。
1日、15日に行なう、つまり、本来は、新月、満月に行なっていた。
19万あった(今は8万)神社という神社で、 
満月の日に、月次祭(つきなみさい)が行なわれていた。
宇宙から見たら、
日本は、全員いつ満月か知り、月のリズムに合わせて呼吸している。
神社での祭り、つまり、魂も含めて、
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日本列島が、自然のリズムにあわせて
呼吸しているように見えないでしょうか?
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それが、自然と共生していたと言われる日本の姿だったのだと思います。

満月の日に、大地が21センチ浮き上がる。
この象徴的な事実を、心に刻むと、様々な現象の因果が観えてきます。
月を感じる。から、月を観じる。に。
月を見る。から、月を観る。に。

まずは、月を感じましょう。
ぜひ、満月、深夜12時頃、
天頂近くにある満月と、地球の下の方向にある太陽を感じてみてください。
その時、大地が21センチ、浮き上がっている。
そこから起こる、自然の、体の様々な変化にも、意識を向けてみては?
細胞、遺伝子は、確実に、その宇宙のリズムに育まれて、
そのリズムに合わせて営んでいるわけですから。


実は、「満月は月の周期ではない」ということに、
(人類の間違った認識に)
明確に気づき始めた方もいると思います。
満月は、太陽と地球と月が、一直線になる、という関係性の周期な訳です。
満月の大潮を、月の引力、と言いますが、正確には、太陽と月の引力です。
天頂の太陽と、足の下の反対側にある月に意識を向けると、
同じように、大地が21センチ浮き上がっているのに気づきます。
きっと、正確には、もっと浮き上がっているでしょう。
(10年ほど前に、海上保安庁に問い合わせ、専門家と話をしましたが、
  21センチというデータ以外は、あまりないようです。)

今年最小の満月は、今日です。 (「コズミック・ダイアリー」)
最大の満月の日は、今日の満月より、13-4% 大きい。
     5万キロ÷38万キロ=約 13%
多分、月が日常的に大きくなったり、小さくなったり、ということを
感じていない、知らない人が多いでしょう。
さあ、今日から、月との会話が始めましょう。

環境意識とは何か?
環境意識とは?
まわりを感じること。
「まわり=環境 を、感じる=意識する」
それが環境意識。
地球上の生命を育んでいる、太陽や月をまず、感じること。
そして、大地を、地球上の自然を、草木を、昆虫を、
動物を、山を、海を、そして、人を感じること。
それが、本当の環境意識。
http://cosmic-diary.jp/cn7/pg70.html
http://cosmic-diary.jp/j/pdf/kankyo-ishiki-josetsu.pdf  環境意識序説  読んでいただけると幸いです。