日時 KIN 93 リズムの月(5)09:11:53 (2006年12月17日)
教育基本法が改正され、愛国心をテーマの議論に触れるたびに、この日本の議論のあまりの視野の狭さにとまどう。
これからの地球を担う子供たちに、重要なのは、地球を愛する精神なのでは?
「我が国と郷土を愛する」態度を養うことが、自然を大切にし、他国の人を含めて、世界中の人々の平和と繁栄を願い、人だけでなく、地球の生物圏、すべてへ配慮できる日本人を育てるということにつながることを明確に認識して、銘記すべきである。
地球規模で人類が引き起こしている環境破壊によって、スイスのサンモリッツでは、気温が20度高く、スキーができない状況だと、先週報道されたばかりである。
温暖化の影響は、20世紀末の科学者の預言どおりに、地球規模の災害を起こし手いるのに、・・・トラックが壁にぶつかりそうなのに、誰も、ブレーキを踏もうとしていない。
日本の郷土の自然が、どれほどの危機にさらされているのか、知っているのだろうか?
日本を愛する心、日本人の文化に触れることの重要さを通して、地球のことを考える能力を身につけるという示唆が、必要なのは、常識だと思うが、それなら、どうして、教育の基本に、それが銘記されず、一切議論されない。
理由も無いのに、理由もわからないのに、愛国心を。と言っているとしか思えない。伊吹文部科学相のNHKでの発言は、あまりにも、レベルが低い。ここに、批評の文章を書くのも、大人気ないと思えるほどだ。
『マヤの叡智と日本人の魂の融合』を書き、日本文化の心に触れる会を主宰しているように、日本人の本来持っていた文化を今、取り戻すべきだと思う。
『マヤの叡智と日本人の魂の融合』で取り上げたのは、
一輪の花を見て、宇宙を感じる
子どもが、生命の大切さを感じない
祭り の 意味
満月に、祭りを
次の満月はいつか、知っていますか?
第二章 日本人の魂
「気」の流れ と 日本の作法
お蔭様
日本人だけが、虫の声を言葉として聴く
日本語は、主語の「私」があいまいなのか?
風通しのよい家
FEEL THE FUJI 富士山を感じる心を取り戻す
虫の知らせから、
時間は、テレパティック・オーダー へ
初詣に、もっと、
心のそこから湧き出る「思い」を、「祈り」に
日本文化の深さは、自然の摂理、宇宙に開かれていることだ。日本人の魂を取り戻すことによって、自然すべてに、地球のすべてに、責任を持つ感覚と、地球のすべてに責任があるという精神を取り戻すことが可能だから、日本文化の心に、もう一度、多くの人が触れるべきだと思う。その思いで、満月祭りを生み出し、日本文化の心に触れる会を主宰してきた。
つまり、愛国心を伝えたいなら、日本の精神を愛するということは、地球を愛する精神を培うことが同意語であることを知るべきだ。そして、生物圏という観点で、地球を、自然を感じることであり、人類だけでなく、すべての生命、生命を育んだ宇宙への、配慮、いや、われわれを生み、育む、自然と宇宙への感謝の思いこそが、日本文化の魂であり、それを取り戻すことは、愛国心を通して、隣国を、地球上のすべてのものを尊重する精神を育むために重要なのだと知るべきだ。
■■新聞報道から
制定から約六十年を経て初めて見直され、十五日に成立した改正教育基本法。「新しい時代にふさわしい改正が必要」として、現行法より多くの条文を盛り込んだ「教育の憲法」に、兵庫県内の学校現場では「『愛国心』を教えるのは難しい」「家庭教育の充実につながれば」など、戸惑いと期待が交錯した。
「愛国心」は、教育の目標として「国を愛する態度を養う」という表現で条文に記された。姫路市立中学校の女性教諭(52)は「自分の国や故郷を愛する気持ちは確認し合うもの。教えるのは難しい」と険しい表情。「あえて法律に記すことで強調される。『君が代を必ず歌え』など、思想や主義にかかわることにまで枠をつくってしまわないか」と懸念する。
■■
すべての報道から、日本文化とはなんなのか? 日本人とは?われわれの郷土の根付いた文化とは? すべてが、あいまいなまま、つまり、愛する、国、愛国心の対象。我が国と郷土が、何をさすのか・・・・愛すべきものなのか、どうなのか、わからないまま、ああだ、こうだと言っている。
この議論の状況こそ、日本人として、憂うべき状況だと伝えたい。
日本が、わかっているのか
を問うべきだ。
やはり、時間は、オーガニック・オーダー を教育に取り入れるように
真剣に考える・・・・・
Universal love and in lak’ech!
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