KIN 230  磁気の月(22)16:05:28 (2006年8月16日)


昨日は

KIN229 赤い銀河の月

完全性 調和させる かたどる

普遍的な水 清める 流れ

昨日は、8月15日、終戦記念日でした。

戦争を体験していない世代にとっては、大量の犠牲者の持つ意味が感じられないかもしれない。

1995年の阪神淡路大震災で、6000人以上の方が一時に亡くなった。

身近な人の死や、一瞬に変わった様相、三次元上の悲劇だけでなく、大量の死というものがもたらす、さまざまな現象を四次元以上のレベルでも、認知した方はいるかもしれない。

第二次世界大戦で、中国人が、何人犠牲になったか知っていますか?

日本人は、軍人250万人と民間人60万人、310万人の命が失われたと伝えられています。

8月15日は、その鎮魂の日としてあるのだと思います。
6日のHIROSHIMA、9日のNAGASAKI、そして8月15日。さまざまな思いの中で亡くなられた人をしのび、その犠牲の上に今の日本の繁栄があるのを感じることをしっかりと心に刻む日だと思います。

同時に、「時間は、オーガニック・オーダー」ということを知ったなら、日本人だけが死んだのではないことは自明の事です。

われわれ日本人に、命を奪われた人々の思いや悲しみも感じ、その人々の魂を、戦死した日本人の魂以上に、われわれが鎮魂しなければならないのかもしれません。


中国は資料がなく正確な犠牲者数は判然としないが史家ジョンピムロットによれば1千5百万人となっている、日本との戦争で広い中国が戦場となったためである。

中国1000万人以上(「中国の人権状況」中国国務院=ただし37年7月~45年8月まで。他に2000万人との報告もある)、

310万人に思いを馳せる事も大変です。

おそらく1500万人近くの中国人の命が失われた事を知り、そのひとつひとつを贖うことなど不可能に近いことながら、
1500万もの魂が失われた大地に、生きる人々が、その時に感じたものは、三次元的な現象だけでなく、四次元以上の世界に及ぼした影響に少し、思いを馳せたいと思います。

敏感な人は、阪神大震災からも、多くのことを感じたでしょう。いまだに、精神的な障害に苦しんでいる方もいます。

中国で、阪神大震災の犠牲者数の2500倍の人の命が亡くなったことを、その数字が半分になったとしても、
あの1000倍以上のなんらかのエネルギーの変化があったことを、そして、その多くが日本人によって引き起こされた事件や戦争や略奪のなかで生まれたということも感じるべきだと思います。

第二次世界大戦での主な国の犠牲者数

国名兵員の 一般市民の
死亡 行方不明死 亡

アメリカ 407,828――
イギリス 353,652 90,84460,595
フランス 166,195―174,620
ポーランド(6,000,000)
ソ連(20,000,000)
中国(10,000,000)
ド イ ツ2,100,000 2,900,000500,000
イタリア 389,000214,647179,803
日本 約2,300,000 約800,000 (単位 人)
日本の兵員のうち、朝鮮・台湾の兵員犠牲者、約5万人を含む。
(ワールドアルマナック等)

第二次世界大戦(1935~1945)における戦死者数をその他の犠牲者数。
( 『夜と霧』みすず書房 出版者の序)

国名戦死者及び行方不明者 一般市民の死者及び行方不明者
オーストリア 220.000 125.000
中国1.500.000 膨大にして計測不可能
フランス245.000 152.000
ドイツ 3.000.000 800.000
日本 2.565.898 600・000
ポーランド550・000 5.000.000
イギリス403.19560.359
アメリカ520.433-----
ソヴィエト4.500.000 6.000.000
ユーゴスラビア1.706・000 膨大

先日、身曾岐神社の宮司から、ヨハネ・パウロ2世が、キリスト教徒が仏教徒のために祈り、仏教徒がキリスト教徒のために祈る。というメッセージを出したことに触れられたことを思い出しました。

四次元以上の心の問題をテーマにしたいと思います。

日本の首相が、日本人の英霊のために祈るのも重要です。しかし、今、中国人の犠牲者のために、祈ることを忘れているように見受けられます。
そして、世界の犠牲者に対して、鎮魂の思いをもつこと。日本の首相は、それを表現し、伝える事が重要なのだと思います。

柳瀬は、日本人の犠牲者のために祈る小泉首相を非難する気はありません。同時に、中国人の犠牲者のために、さらに、ポーランドの、ロシアの犠牲者のために、こころを尽くして祈る姿を見せて欲しい。

以下、ホゼの言葉をつけ足します。

「平和に生きる」とは一つの選択です。平和になるとは戦争に反対するとか他の何かに反対するとかそういったことではなく、平和になるため必要なのは本当のマインドの本質を自覚することです。

平和のエッセンスは私たちの心にあります。心の根本的な本質はエゴがないということです。本当の平和とはエゴがないことです。
木はエゴを持っていませんし、星もまたそうです。空間もエゴを持っていません。つまり、宇宙に内在する本質とは平和です。
このことはまた、コズミック(宇宙的)な意識とはエゴがないことであり、平和は高次元におけるダイナミックな状態を意味しています。
なぜ、我々はこのことを知らないのでしょう。何故、我々は平和でないのでしょうか?理由は簡単です。エゴのせいです。